JR東日本が20日から山手線など終電繰り上げ 緊急事態宣言で最大30分程度

JR東日本は、新型コロナウイルス特別措置法にもとづく緊急事態宣言の発出に伴い、首都圏エリアで終電付近の一部列車について運転を取り止めることを発表しました。

緊急事態宣言を受け山手線などで終電繰り上げ
緊急事態宣言を受け山手線などで終電繰り上げ

JR東日本によると、東京都、埼玉県、神奈川県および千葉県に緊急事態宣言が発令されたことに伴い、国土交通省ならびに1都3県から要請を受け、これを踏まえて深夜帯の列車削減を決定したとのことです。

深夜帯の列車運行が削減されるのは、山手線、京浜東北線・根岸線、京葉線、中央・総武線各駅停車、常磐線快速、埼京線、川越線、中央線快速、武蔵野線、東海道線および横須賀線の計11路線です。平日ダイヤで42本、土休日ダイヤでも40本の列車が削減されます。実施期間は1月20日(水)から当分の間としています。終電時刻が繰り上げられることにより、他線との乗り換えにも影響が出るほか、一部の列車の行先や時刻も変更となります。また、これに伴う代行輸送等は行わないとしています。

今回の見直しの対象路線は、以下の解説路線図の白抜きで示しています。また、主要駅の各方面終電時刻について、現行ダイヤとの比較を掲載しています。赤文字は現行から終電が繰り上がる行先です(図表参照)。

【路線図で解説】JR東日本 20日から終電繰り上げ(山手線)
【路線図で解説】JR東日本 20日から終電繰り上げ(山手線)

【路線図で解説】JR東日本 20日から終電繰り上げ(総武・常磐方面)

【路線図で解説】JR東日本 20日から終電繰り上げ(東北・中央方面)
【路線図で解説】JR東日本 20日から終電繰り上げ(東北・中央方面)

【路線図で解説】JR東日本 20日から終電繰り上げ(東海道方面)

いずれの路線も現行ダイヤの一部修正による対応となり、列車の全区間運休や運転区間の縮小により終電時刻に変更が生じています。2021年3月13日(土)に予定されているダイヤ改正での終電繰り上げと比べると対象路線はやや少なくなっていますが、最大30分程度終電が繰り上がる区間もあるため、利用には注意が必要です。